豆類
特 徴
青大豆の一品種で、その種皮の模様が馬に鞍をかけた ような模様に見えることから、鞍掛豆とも呼ばれています。 種皮が黒地に緑色の縁取りのものも出回っていますが、 クリーム色の縁取りのものが在来といわれています。 栽培地区で「のりまめ」と呼ばれている名の由来は、 食べた時の風味が、「海苔」によく似ていることにあり ます。当地では、大豆の原形を留めた豆餅にして、その 風味を楽しんでいます。
●田人町荷路夫地区
のりまめ (大豆)
主な産地
さとまめ (大豆)
●田人町荷路夫地区
主な産地
特 徴
種皮は少し赤みがかった茶色で、赤大豆か茶豆に 似ており、皮をむくと、中は黄色い栗のような色を しています。栽培者によると、さとまめの品種につ いて、いろいろな豆類の本を調べたり、珍しい大豆 を取り寄せて比較したりもしましたが、品種は突き 止められず現在でも不明となっています。
さとまめは主に甘納豆や豆腐、味噌に加工されて いますが、さとまめ特有の色素を生かして作られた 味噌は、優しさを感じる色合いに仕上がります。 56
畑は堆肥をたくさん入れて野菜配合肥料を撒布し、ロータリー で耕します。幅2尺3寸(約70㎝)の畦を立て、6月20日 頃に2尺(60cm)の間隔で5cm 幅の2条蒔きにします。 土寄せは、本葉が開く頃に1回目を行ない、花の咲く前に2 回目を行ないます。
10月下旬に葉が落ちて莢が赤くなる頃、根元より刈り取り、 束にして逆さまに吊るします。10日ほど干し、莢が開き、豆が 弾き始めた頃、天気の良い日を選び、シート敷きの上で丈夫な 箱に軽くたたいて収穫します。
収穫した豆は、米袋などに入れて保管しておくと、2年は保 存可能です。
代表的な栽培方法
朝鮮半島を経由して約二千年前に伝来したといわれる大豆は、 古くからの在来種、固定種が多く現存しています。同じ品種でも、 栽培する場所によって熟期等が変わるので、それぞれの地域に 適した品種が定着したと考えられています。
のりまめや、さとまめも、先祖代々受け継いできた品種で、「種 は親の形見のようなもの」といい、自家採種をして守られてきま した。栽培歴は、100年は悠に超える在来作物です。
昭和時代初期には、田人町荷路夫地区付近では栄養食・保存 食として多く栽培されていたようですが、現在では、農家数の 減少に伴い、これらの品種の栽培者はほとんど見かけることは ないといいます。
生産の歴史的由来
一般の大豆と成長過程はまったく同じ
莢が開き、豆が弾き出た頃合いを見て収穫。 収穫は天気の良い日を選ぶと、豆が弾けやすい
さとまめの
手づくり味噌
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